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#82 火災保険を考える

家を買う中で切っても切れないものが『火災保険』です。

転ばぬ先の杖として生命保険や医療保険に加入している方も多いと思いますが、火災保険もそれと同等以上に加入すべき保険になります。

もし万が一、火災で全焼してしまった場合は、建物の再建費用と家具などの家財購入費用が必要になりますが、火災保険に未加入の場合は建物再建費用と家財購入費用のすべてを自分で負担しなければなりません。

家財道具だけでも数十万、百万単位になりますし、建物の再建となるとさらに数千万ともなってきます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

また、火災保険は火災のみならず、『水災』『風災』などの自然災害や『盗難』による損害も補償してくれます。

特に最近は台風や地震などの自然災害で家屋が大きな被害を受けたというニュースを目にする機会も多いかと思います。

先日の台風15号による千葉県の被害は記憶に新しい所です🌀

屋根が飛んでしまった家、鉄柱が屋根を突き破った家をニュースでよく目にしました。

家財道具も雨ざらしになり、床板や壁にカビが生えてしまったり、とても住めるような状態では無くなってしまっていました。。。

『火災保険』とは言いつつ、住まいに生じ得るリスクから家・自分たちの生活を守るために火災保険は必須です。

どこの保険会社に頼むとか、どんな補償をつけるとかは勿論検討するべき部分ではありますが、火災保険を付けないという選択肢は絶対にダメです。

火災保険を考える

火災保険を検討するうえで気になるのはその価格相場ですよね。

結論から言いますと、火災保険に明確な価格相場はありません!

火災保険は、

  • 建物構造
  • 床面積
  • 補償内容
  • 補償金額
  • 保険期間

といった項目によって価格が決まります。

建物構造

まずは戸建てなのかマンションなのかによって変わります。

戸建てだと建物全体が補償範囲内になりますが、マンションだと自分の部屋のみが補償範囲内になり、一般的にマンションの方が保険料が安くなる傾向にあります。

次に、建材が何を使っているかによっても変わります。

ざっくり言うと、

「燃えにくい建材だと安い」「燃えやすい建材だと高い」

となります。

もう少しかみ砕いて言うと、鉄骨やコンクリート、レンガ等は割安になり、木造だと割高になると捉えて頂ければOKです🙆

ただし、木造でも耐火建築物の基準を満たしていれば保険料は安くなるので、木造建築の方もご自身の家が基準を満たしているかどうか施工会社に確認しておく必要があります。

床面積

床面積が広いと、それだけ補償する範囲が広くなるので床面積に比例して保険料は高くなります。

補償内容

補償内容を充実させるかどうかで保険金額は変わってきます。

一般的な補償内容としては、

  • 火災
  • 水災
  • 風災
  • 盗難
  • 破損、汚損

のようなものがあり、特約として以下のものがあります。

  • 地震保険
  • 個人賠償責任保険
  • 類焼損害保障特約

これらの補償を付ける/付けない、特約を付ける/付けないの取捨選択が必要になります。

補償金額

補償金額とは、家が全壊・全焼したときに最大でいくら保険金が下りるかを定めたものになります。

この金額が大きければ大きいほど保険料は高くなります。

また、これに加えて家財の補償金額も設定することが出来ます。

保険期間

以前は35年の保険を掛けることが出来ましたが、今は最長10年の保険となっています。

保険の期間が長いほど割引が利きますし、都度都度の更新の手間も省けるので10年契約をしておくことをおススメします!

保険料を安くするためには・・・

  1. 補償内容・特約見直し
  2. 長期契約
  3. 保険会社見直し

補償内容・特約見直し

上でも述べたように、補償内容を充実させるほど保険料は高くなります。

つまり、保険料補償内容を見直して不必要な補償を外すことで保険料を安くすることが出来ます。

例えば、

  • 家が高台にあり水害の危険性がほぼ0のため水災補償を外す
  • 家財道具が少ないので家財の補償金額を見直す

などです。

個人的には水災補償はともかく、家財の補償は手厚くしておいた方がいいのかなと思っています。

というのも、建物の補償と比べて家財の補償のほうが保険金がおりやすいということと、自分で思っているよりも『家財』とされる物の幅が広いからです。

家財の補償範囲

建物内にあるテレビやベッド、タンス等の家具家電類だけでなく、敷地内に収容される家財が補償の対象となります。

自分が誤って壊してしまった物にもその保険が適用されることも多く、パソコンに飲み物をこぼして故障してしまった場合でも家財の補償が利くので保険金を受け取ることが出来ます。


特約も不要だと判断するものは補償同様に外すのもアリだと思いますが、「地震保険」は絶対に外さないようにしましょう。

地震大国の日本にあって地震保険をわざわざ外す人はほぼ0だと思いますが💦

自分たちの家の周囲状況やライフスタイルに合わせて補償内容・特約を選択することで無駄の無い保険となり、保険料を安く抑えることが出来ます😉

長期契約

余程の理由がない限り、基本は10年契約一択かなと思います。

支払いが一括になるため、一度に支払う保険料が高くなるのが短期的に見ればデメリットと言えばデメリットですが、トータルで見た場合は得になります。

10年契約してしまえば、次の更新までは特に手続きも不要ですし(地震保険は5年契約)、保険料も割安になるし、メリットしかないです。

保険会社見直し

何社か比較しておくのも余裕があればやっておいたほうがいいです。

補償内容はどの会社を選んでも大差ないのが実状ですが、特約はそれぞれの保険で特色があります。(詳しいことは保険会社に聞いて下さいw)

新築だと安くなる保険もあったりするので、ハウスメーカーが勧めてきた保険に何も考えずに入るよりは、少しでも他社と比較しておくと良いと思います😊

まとめ

火災保険は建物の構造や床面積、補償内容や特約などによって金額は上下します。

そして、全く同じ家でない限り保険料の相場というのを出すことは難しいです。

その中で各家庭の状況に合わせた保険にすることが最も大切なことだと思います😊

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