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#55 注文住宅の後悔ポイント-外構・外装編-

外装とは建物本体の外から見える設備や装飾で、ベランダや外壁などを指し、エクステリアとは建物本体以外すべての工事関連のものを指し、一般的には外構と呼ばれます。

フェンス、庭、玄関アプローチ、駐車場など、その項目は多岐に渡り、“外構は家の顔”とも言われるようにエクステリア次第で家の雰囲気は大きく変わります。

後悔ポイント5:外構・外装

外構・外装の失敗は見た目の問題だけではなく、家の使い勝手に直結する箇所がいくつもあります。

家本体だけでなく、外構・外装まで後悔なく仕上げられるように、以下に挙げる点を参考にしてみて下さい。

外構予算が不十分で後悔…

  • 見積もりを鵜呑みにして外構費用の検討をしなかった
  • 外構費用の相場観がわかっていなかった

建物予算と比べて外構予算が不十分だったというのはよくある話、というより大半の人がそうなると思います。

私たちの場合もそうでしたが、ハウスメーカーや工務店が出してくる見積もりに含まれている外構工事費は「最低限の外構工事」として考えられている費用であることがほとんどです。

一つの目安として、多くの場合は100万の費用計上では不十分だと考えて下さい。

50坪ほどの土地であれば150~200万くらい想定しておくと、いざ外構検討のタイミングとなったときにお金の心配することが少なくなります。

一般的に「外構費の相場は建てる家の値段の1割程度」と言われています。

それぐらい確保しておけば、満足いく外構が出来ますよ、って目安だと思いますが我が家は1割より全然少ない予算でした笑

外構に関しての後悔の多くは、理想の形と予算が見合わないことから生じる問題なので、まずは予算をしっかりと確保しておくことをオススメします!😊

外構費用として150~200万は予算計上しておく。可能であれば建物の1割程度確保する。

外構着手が遅くなって後悔…

  • 見積もりに外構費用が入っていたため、建築会社がお膳立てしてくれると思っていた
  • 忙しさにかまけて、外構業者選定や打ち合わせがのびのびになってしまった

新築計画の段取りは、主に契約した建築会社の営業マンに任せることが多いと思います。

初めての新築だと勝手がわからないのでなおさらその傾向が強いはずです。

しかし、住宅営業マンは外構に関しての動き・案内がとても遅いです。

住宅営業マンは間取りや内装などを先に確定させ、その後に外構の話を詰めていくことが多いため、それに引っ張られる形で外構の話が遅れるというパターンです。

(我が家の場合は建物本体の工事が始まってから外構の話を打診されました…😥)

外構は間取りや土地に対する建物の位置と密接に関係するので、間取りの打ち合わせと並行して外構の打ち合わせも行うような計画にする。

業者比較をしなくて後悔…

  • 施工会社紹介の外構業者にそのまま依頼したが、自分で探したほうが安くなったかもしれないと後から知った
  • 1社だけの見積もりしか見なかったので、金額の妥当性が不明瞭

「見積もりに含まれていたから建築会社が全てハンドリングしてくれる」と考えていると痛い目にあうかもしれないので、仮に見積もりに含まれていても自分で外構業者を探して相見積もりをしたほうが絶対にいいです。

外構工事を建築会社から紹介された外構業者に任せる方はとても多いと思います。

いちいち自分で探して、打ち合わせを何社ともして、見積もりをもらって比較して、という作業をするのが面倒だと感じるようです。

施工会社からの紹介なので、家の引き渡し前から外構工事が着手できたり、現場監督と外構業者の連携がとりやすく、施主としては楽です。

その反面、外構業者の見積もりには施工会社へのマージンものせられているため、自分で探した業者より金額が高くなる傾向があります。

業者比較をすることは金額以外にもメリットがあります。

業者側の心理として、比較されているという事が分かっていれば、より良いプランを提案しようという気持ちも多少なり働きます。

業者によって同じような内容でも金額の違いがあるので、建築会社紹介の外構業者一択で考えないで、数社から相見積もりを取るようにする。

駐車スペースで後悔…

  • 駐車スペースへの車の出し入れがやりづらかった
  • 費用を抑えるために砂利/土にしたが、水はけが悪く、雑草も生えてきた
  • 駐輪場を考えていなくて、子どもの自転車置き場に困った

駐車スペースで一番多い失敗談が、駐車場が思っていたより不便だったという例です。

設計者が決めた通りの広さにしたが、いざ車を入れようとしたら狭くて駐車・発車がしにくかった、という話がよくあります。

前面道路の幅や電柱、ミラーなどの周辺物によっても出し入れが難しくなるので、そういった要素も加味して考えましょう。

また、初期費用を抑えようと思って、通常はコンクリートやタイルにするところを砂利や土にして、水はけが悪く水たまりが長時間出来たり、雑草が生えて見栄えが悪くなったという事例もあります。

設計図の駐車スペースが車の出し入れに十分か、今は必要なくても将来的に子どもの自転車をどこに置くか、と言った想定をしておきましょう。

ベランダの広さを見誤って後悔…

  • ベランダが狭くて家族全員分の洗濯物が干せない
  • ベランダに屋根を付けなかったので、ベランダの床がかなり汚れてしまう

ベランダを狭くしてしまったことで、洗濯物を干すスペースが少なくなり、洗濯物を干すと人が通る道もなくなってしまうということもあるようです。

洗濯物だけでなく、布団も干すつもりならそれを見越したスペースの確保をしておく必要があります。

外観におけるベランダの見え方重視にするだけでなく、洗濯物を干す事を考えているのであれば、それを考慮した広さを確保する。

今回は外構・外装に関する後悔ポイントをご紹介しました。

外構・外装を失敗しないために、

  1. 予算を確保する
  2. 早めに外構計画も検討する
  3. 複数社から相見積もりを取る

の順で間取りや内装と並行して話を詰めていくようにしましょう😉

まずはこの3つの要素さえカバー出来ていれば、理想から全くかけ離れたような外構になることはありませんし、理想以上かつ安価で実現出来る可能性もあります

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