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#54 注文住宅の後悔ポイント-音・におい編-

一口に「音」と言っても、その発生源は足音や話し声、テレビの音、食洗機や洗濯機の音、外の騒音、車の通る音など様々あります。

においに関しても、調理のにおいやゴミのにおい、外から入ってくるにおいなどがあります。

どちらも室内のみが発生源でなく、家の外から伝わるものもあるということを認識して対策するようにしましょう。

後悔ポイント4:音・におい

寝室の場所で後悔…

静かな環境で寝たい寝室なのに、周囲から音が伝わってきやすい場所にしてしまって失敗したという声が多いようです。

  • すぐ隣が駐車場で、窓からエンジン音などが頻繁に入ってきて気になる
  • 駐車場の横が寝室なので、朝と夜には排気ガスのニオイがするし、エンジンやドアの開け閉めの音などが気になる

特に隣家の駐車スペース周りに寝室を廃止してしまったことで生じる影響を後悔していて、排気ガスのにおいやドアの開け閉めが気になるというパターンが多いそうです。

足音のする通路や部屋がリビングや寝室の上の階に配置されていないか、人通りの多い道路沿いの1階に寝室や子ども部屋が配置されていないか図面上で確認する。可能であれば夜に新居周辺に行ってみて交通量や周囲環境をチェックしておく。

トイレの場所で後悔…

トイレの場所や数に関して「変えればよかった」と後悔している人が多いです。

  • トイレがリビングに近いため、特に来客時は音が気になる

トイレの音にまつわるのは、リビング・ダイニングの近くに配置したことで来客時に音が気になるという声多数です😥

排水・排泄音が発生するトイレ周辺にリビング・ダイニングといったくつろぐための空間が無い方が後々の後悔にはならないかと思います。

トイレ周辺にくつろぎ空間が配置されていないか、されている場合は間に扉を配置して遮断するか、廊下を配置して空間的な距離を確保するなどして対策できるか考える。

においの伝わり方を考えないで後悔…

  • オープンLDKなので、焼き肉などのにおいが部屋中に広がってしまう
  • 土間収納に扉をつけなくて、雨の翌日はにおいが気になる

調理をしたときに生じるにおいや、生ゴミなどから生じるにおいなど、日常のいろいろなシーンでにおいは発生します。

においが発生するのは仕方のないことなので、発生したときににおいを遮断するようになっているか、または換気などでにおいを散らすことが出来るかを考えておくといいと思います。

各フロアの平面図を重ね、上下間のにおいの伝わりを予め想定し、吹抜けリビングやリビング階段では、2階にもにおいが充満することがあるのでよく検討をしておく。

防音をしっかり考えないで後悔…

  • 子どもが2階で騒ぐと、部屋の騒音が1階に響いてうるさい
  • 吹き抜けリビングで1階で話している声が2階に丸聞こえ
  • 面した道路のマンホールを車が踏んだときの音が響く

上の階で騒いだり激しく動き回ったりしているときの足音や話し声が下の階にまで響いてしまうという声が多く見られます。

音を響かせないように防音設備を用意するのはコスト増になるため、なかなかそこまでは出来ませんが、響いてもあまり気にならないような対策をすることは出来ます。

例えば、リビングの真上に騒音発生源になりうる部屋が配置されていないか、駐車場や道路に寝室が面していないか、などは図面と周囲環境から推測することが出来ます。

全てに完璧に対応するのは難しいかもしれませんが、その中でも優先順位を付けて1つづつ対策していきましょう。

子どもが走りまわる足音、キッチンの換気扇や食洗機、洗濯機の運転音、浴室やトイレの排水音、楽器など、音の発生源をリストアップ。その近くにリビングや寝室、客間などが接していないか図面をチェックしておくと安心です。

今回まとめた「音・におい」にまつわる後悔ポイントは、その原因が家の中だけに限らず、外からの干渉によっても生じる問題であるというところが特徴です。

そのため、昼だけでなく可能であれば夜も家の近くに行ってみて、昼と夜の周囲環境の違いを確認しておくといいかと思います。

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