注目キーワード
  1. Panasonic Homes
  2. マイル
  3. マイホーム

#46 外壁タイルは本当にメンテナンス要らず?

注文住宅を建てる上で必ず決めないといけないのが外壁に何を選ぶかです。

建物の中でもっとも人目に触れやすい場所なので、建物の外観を決定する重要なパーツで、意匠性やデザイン性の良さが不可欠です。

また、色褪せや変色しにくく汚れにくいなど、長く美観を保つことが必要とされます。

その一方で、外壁は雨風や太陽の紫外線など劣悪な環境下に晒されるため、美観を維持するために定期的なメンテナンスが必要となり、一戸建ての補修費用の中でも維持費まで考えた場合最も高額となる建材です。

外壁は多くの種類が存在し、素材・色・耐久性などの特徴も様々です。

最近ではメンテフリーの外壁を採用するケースも増えてきており、住宅選びでも大切な要素と考えられています。

外壁の種類と特徴を把握しておけば、打ち合わせの際に自分たちの希望をしっかりと伝えられるようになりますので、この機会に覚えてもらえると幸いです😉

パナソニックホームズの「キラテック」のことも踏まえて書いていきます。

外壁の種類と特徴

以下で代表的な4つの外壁材の特徴についてまとめていきます。

モルタル

昔ながらの住宅でよく使われている外壁材で、セメントと砂を混ぜたものを壁に塗って仕上げるのが特徴の外壁材です。

工場生産品の外壁材とは異なり、現場で職人の手作業で施工されるため、職人の技術や品質管理によって仕上がり具合が左右されます。

手作業で施工されるため、外壁のデザインの自由度が高く、外壁に継ぎ目が出ないので仕上げ方によって多彩な見え方をさせることが出来ます。

肝心の外壁としての能力も十分で、耐震性・耐火性・耐久性に優れています。

一方でデメリットもいくつかあり、最大の欠点は乾燥収縮によるひび割れが起きやすい点です。

その他には、職人の手作業で施工するため、施工期間がとコストがかかる点が挙げられます。

モルタルそのものの耐用年数は30年以上とも言われていますが、ひび割れや剥がれ等が確認されたら塗り替えをする必要があります。

サイディング

サイディングとは板状の外壁材を総称したもので、工場生産のため品質が安定しているのが特徴です。

サイディングには「窯業系(ようぎょうけい)」「金属系」「樹脂系」「木質系」の種類があり、近年の住宅では「窯業系サイディング」を採用しているところが多いそうです。

窯業系サイディングは、コスト・機能性・デザイン性など他の外壁材と比較しても総合的に優れていて、色柄も豊富で施工も比較的容易なのが人気の理由です。

サイディングには継ぎ目があり、そこに使用するシーリング材が劣化してきたらメンテナンスをする必要があります。

ALCパネル

ALCパネルは「軽量気泡コンクリートパネル」とも呼ばれる外壁材で、重さは通常のコンクリートの1/4程度です。

高層ビルや公共施設にも使用される外壁材で、耐久性・断熱性・耐火性・耐震性等の機能性に優れています。

また、軽量でありながらも強度が高いという特徴を持ちます。

その一方、ALCパネルは多孔構造となっているため、防水性に乏しいという欠点があります。(パネルそのものに多数の小さな穴が空いている構造)

防水性に劣る欠点を補うため、塗装剤には防水性や耐久性に優れたものを使うことになります。

ALCパネル自体は50年以上の耐用年数があると言われていますが、外壁の防水性を担保するのは塗装剤なので、塗装剤の劣化に合わせて定期的なメンテナンスが必要になります。

タイル

タイルは粘土を主成分とした原料を板状にして高温で焼き固めたもので、無機質材のため雨風や紫外線の影響を受けにくい素材です。

タイル自体は非常に硬くて傷や摩耗に強く、紫外線による変色や褪色といった経年劣化もほとんどなく、耐久性という点に関してはサイディングや外壁塗装とは比較にならないほど優れています。

外壁タイルは見た目にも高級感があって、家の外観を彩ってくれますが、サイディング等と比較して初期費用が高いことがデメリットとして挙げられます。

また、『タイルはメンテナンスフリー』というような文言を見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?

これが真実かというと、必ずしもそうではありません。

タイルそのものは耐久性も高いため、メンテナンスフリーといって差し支えないですが、タイルが貼ってある接着面や目地に関してはそうはいきません。

他の3つと比較してメンテナンス費用は安く抑えられますが、タイルもメンテナンスフリーというわけではないということは覚えておきましょう。

キラテック

パナソニックホームズの顔とも言える「キラテック」は光触媒技術を用いて、セルフクリーニング機能を持っています。

この機能によって、外壁を掃除することなく外壁をきれいに保つことが出来ます。

また、上述のようなタイルの接着面の劣化に関しても、タイル・接着剤ともに60年の高耐久を実現しているそうです。

そういう点を考慮すると、パナソニックホームズのキラテックはメンテンスフリーに近しいところまで実現できているんじゃないかと思います😊


パナソニックホームズの「住まいとくらしの情報館」に行った際、キラテックのタイルを実際に使っているパルコの外観写真を見せて頂きました。

併設されている別の建物(外壁タイルではなかった)が外壁掃除をした直後の比較写真でもパルコは同等のきれいさでしたし、数か月経った写真ではパルコの方は目立つ汚れもなく外壁の見た目の差は圧倒的でした😲


私たちはキラテックの「LBボーダー」を選び、色もコットンホワイトと消炭の2色を貼り分けてもらうことにしました。

ちなみに、2色選んで貼り分け指定をしても、1色の場合とコストは全く変わらなかったです。

仮にタイルにしなかったとしても、初めの方は頑張って外壁掃除をする気がしますが、いずれ間違いなくやらなくなってくるので、セルフクリーニングできれいに保ってくれるというのはすごく魅力的でした(^^)

キラテックは標準装備ではないので、変更費用は可愛くなかったですが笑

我が家は総二階ではないので多少キラテックのコストがかかった面もあるとは思いますが、100万以上は変更費用がかかると考えて頂いて間違いないです。

個人的にキラテックタイル貼りの外観はとても気に入ってるので、建築が進んで家が出来上がってくるのが楽しみです(*˘︶˘*)

パナソニックホームズの最新記事