住宅ローンを検討する際、多くの方は複数社を検討のテーブルにあげて比較していることでしょう。
その中で何を重視して優先順位付けをするかは各家庭によって当然違っています。
例えばGoogleで“住宅ローン 比較”と検索すると。『住宅ローンおすすめ比較』とか『人気の住宅ローンを簡単比較』『住宅ローンランキング』とか色々出て来ます。
住宅ローンは大きな借金ですので、他の人がどんなものを選んでいて、それぞれの金融機関がどのように差別化を図っているのかなどの指針が欲しくなります。
私たちは、
- 金利
- 諸費用
- 団体信用生命保険(団信)
を重視して検討しました。
特に家族ががん家系なので、団信にがん保証を付けることはMUSTでした。
国立がんセンターの発表では、生涯でがんに罹患する確率は男性62%で女性47%とのことなので、自分も程度の差はあれどがんになるだろうと思っています。
1社目は、ハウスメーカー営業のHさんの紹介で東海ろうきんに事前審査申し込みをしました。
事前審査は数日で結果が出て、無事に審査通過しました✨
この時点では、住宅ローンに関して全く詳しくなかったので『審査通ってよかったー( ´Д`)=3 フゥ』くらいな感じでした。
ただ、いくらでも金融機関が存在するこのご時世、他と比較しない手はないだろうと思っていたので、Hさんに他の金融機関もないのか相談しつつ、自分でもネットで調べることにしました。
比較検討
実店舗のある金融機関
最初はUFJ等のメガバンクを検討し、金利は悪くないけど保証料が少し高いなという印象でした。
次に地銀、信金を検討しましたが、金利・優遇面で惹かれるところがありませんでした。
その次にJAを検討したところ、金利はそれまで検討した中で最も低く、保証料もそれなりでしたのでここにも事前審査を申し込みました。(結果は無事通過)
また、Hさんから百五銀行を紹介して頂きました。
金利も低く、保証料も他より安く、なおかつがん団信が金利上乗せ無しという条件でしたので事前審査を申し込みました。
事前審査は通過しましたが、まだ残っていたオートローンを完済することという条件付きでした。
諸々の条件は非常に良かったのですが、オートローン完済が金額的に結構重かったので少し保留としました。
店舗型の金融機関のめぼしい所は検討したので、次はネット銀行を調べることにしました。
ネット銀行
ネット銀行の住宅ローンで調べると真っ先に出てくるのが住信SBIネット銀行です。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、ネット銀行としては断トツの利用者数、さらには第三者による調査やアンケートでも高い評価を獲得しています😊
金利も安く、全疾病保証も金利上乗せ無し(!)というとんでもない好条件に思わず即決しそうになりました笑
しかし、この全疾病保証が少しくせ者で、病気やけがで1年以上働けない状態が続いて初めてローン残高が0になるというものです。
よくある三大疾病特約は医師に診断されればローン残高が0になります。(保険金が残高全部なのか、半分なのかは契約によって異なりますので支払い条件を確認するようにして下さい)
1年以上も就業不可能になる可能性は低いと思ったので、この保証よりは医師の診断がされた段階で保険金がおりる保証の方が個人的には有利だと感じました。(金利上乗せ分の負担を考慮しなければ)
ネット銀行の住宅ローンにおいて住信SBIネット銀行と同じくらい実績のあるのがじぶん銀行です。
金利は住信SBIネット銀行と同等ですが、ここの面白いところは『がん50%保障団信』が無料であることです。
この保障はがんと診断されたらローン残高が半分になるというものです。
しかも、19年の3月に内容が改訂され、全疾病で入院が継続180日以上となった場合はローン残高が0になるという条項が追加されました。
半年入院というのもあまり無いと思いますが、無料で付く保障としてはなかなかです。
金利+0.2%でがんと診断されたらローン残高0になる商品も用意されていますので、がん保障を手厚くしたい方はそちらも検討してみるといいと思います。
※借入金額4000万円、借入期間35年、変動金利想定
東海ろうきん | 三菱UFJ銀行 | JA | 百五銀行 | 住信SBIネット銀行 | じぶん銀行 | |
金利 | 0.89% | 0.525% | 0.45% | 0.45% | 0.447% | 0.457% |
保証料 (手数料) | 0円 | 百万円あたり20,610円 824,400円 | 借入金額の1.87% 748,000円 | 借入金額の1.62% 648,000円 | 借入金額の2.16% 864,000円 | 借入金額の2.16% 864,000円 |
団信 | 三大疾病+障害補償:+0.3% | 三大疾病:+0.3% | 三大疾病:+0.3% | 三大疾病:+0.3% | 全疾病保証無料 (条件あり) | 全疾病保証無料 |
※三大疾病:がん、心筋梗塞、脳卒中
表の条件以外に、それぞれの金融機関で時期によって優遇があったりします。
比較当時、百五銀行はがん団信は金利上乗せ無しで付けることが出来ましたし(三大疾病特約ではなくがんのみが対象)、三菱UFJ銀行も三大疾病特約は+0.3%から-0.1%された上乗せ幅でした。
最終決定
結論から言うと、百五銀行から融資を受けることに決めました😉
住宅ローンとオートローンを並行で返済するのは、計算してみると大変だと分かったので、どこから借りるとしてもオートローンは完済しておこうという話になりました。
そうなってくると条件的に百五銀行がベストかなと思い、百五銀行に決めました。
パナソニックホームズからの紹介で金利が多少優遇されたという面と、百五銀行が顧客獲得のために特約を頑張ったりという要因が重なって、いい住宅ローンが選択出来たと思っています。
数も多く、検討項目も複雑なので比較検討は大変ですが、損しないような後悔しないローン選びをして下さい!!